一緒に過ごす時間を大切に
児童たちと触れ合う時間をできるだけ多く持つようにしています。一人勤務の時は仕事量が多いため大変な部分もありますが、逆に時間配分をある程度自由に設定できるので、空き時間を多く作って児童と一緒に話したり遊んだりしています。やはり愛情が足りていない児童たちが多くいますので、常に気にかけてあげることが大切なんです。
仕事のいい話を教えて
児童との距離が縮まる瞬間
一番懐いてくれた子から「原ねーさんは私の福岡のお母さんやけん」って言われた時はすごく嬉しかったですね。その子は私が小規模グループで児童6人の面倒を見ていた時の1人なんですが、ちょうど私と男性職員1名が担当だったので、私たちを本当の両親と思ってもらえるよう接していました。その気持ちがちゃんと伝わっているんだなぁと感じましたね。
もちろんそこに行き着くまでにはケンカをすることもあります。特に小学校高学年~中学生の児童とのコミュニケーションは一番大変ですね。思春期という事もあって一番難しい時期なので、児童たちは素直に話せずに悪口を言ったり、暴れたり…。施設の中では母親の役割なのでそういう時はきちんと怒ってあげるんですが、ぶつかってしまうことも多々あります。でも逆にぶつかった後はそれまでよりもグッと心の距離が縮まるんです。そういった点は普通の親子と一緒なんですよね。
この仕事を目指す方へ
親のように児童の成長を見守る
保育園や幼稚園よりももっと幅広い年代の子ども達がたくさんいるので、その子たちが大人になっていく姿をずっとそばで見守っていけるのがこの仕事の魅力かなと思います。長くいる子は生まれてすぐここに来て、10代後半まで過ごすので。色々な事情を抱えた子たちが多くいるので、心に傷を抱えたり愛情を十分に受け取っていなかったりするんですが、その子たちの親代わりとなって心の傷を埋めることができる仕事なのでやりがいはすごくあります。