〇就活のポイント

就職に必要な情報収集方法を教えます。

求人情報サイトや合同面談会を活用しよう。

福祉業界では、施設実習で得た現場の情報や経験から将来の自分をイメージしやすい実習先に就職を決める場合もありますが、その経験を活かして就職活動をされる方も多くいます。
福祉業界での就職活動を始める上でも、他業界と同じように情報収集をすることが重要です。福祉施設・事業所の採用情報はもちろんのこと、入職するかもしれない施設・事業所がどんな施設・事業所なのか知っておくことも大切です。
代表的な情報収集方法は、新聞や求人情報誌、大学の就職課や友達からの口コミなど考えられますが、今の情報収集の主役ともいえるのがインターネットです。特に日本最大の福祉の求人情報サイト「福祉のお仕事」のような求人情報サイトを利用すれば、誰でも膨大な情報を取得できます。もちろん、こうしたメディアと通じた情報だけでなく、実際に足を運んで見聞きした情報は、他の人と差が出る「自分だけの情報」として就職活動の切り札になるでしょう。1日で多彩な福祉施設・事業所の情報を取得できる「福祉のしごと就職フェア」や「福祉の仕事合同面談会」を活用して、就職活動の情報収集に励みましょう。

自己分析は必要?

自己分析は自己PRの基本です。思いつきのままの自己PRでは、採用側に通用しません。ブレがないよう自分のやりたい仕事や他人に負けない長所などをアピールするためにも、自己分析は必要です。また、自己分析は単に採用試験をクリアするためでなく、就職後も自分の価値観に合った仕事を続けるために、就職先のことを知るとともに、自分自身について知ることが大切です。

自分に合う職種の見つけ方

まずは自己分析を通じて、自分の力が活かせる職種のイメージを掴もう。福祉業界にはさまざまな職種の方が働いています。自分の好きな分野から選択したり、自分が取得している、または取得しようとしている資格を活かした職種から見つけても良いでしょう。

就職活動のタイミング

福祉業界の採用活動は、他業界と比べてスタートが遅く、4月頃から始まり、面談会は8月に開催されます。そのため、他業界を志望している友達などと比べ、出遅れているように感じてしまうことでしょう。しかし、夏までに決まらなくても、福祉施設・事業所の欠員状況などに応じて秋頃や、年明け1月から3月にかけてさらにピークが訪れます。就職先を福祉分野と決めているなら、周囲に惑わされることなく、じっくりと就職活動を進めていきましょう。

知りたいことは必ず質問しよう

就職活動の場で福祉施設・事業所に質問するのとても勇気のいることですが、就職先を決めるということは将来を大きく左右するとても大切なことです。就職先を決める材料が多すぎて困ることはありませんし、求職者が給与面や待遇、夜勤の有無や教育・研修制度の内容、入社したら自分はどういう仕事をするのかなど、働きやすい環境かどうかを知りたいと思うことは当然です。求人側も積極的な姿勢を求めています。「こんなことを聞いて失礼にならないか」と心配せず、勇気をもって知りたいことを質問しましょう。